さてご存知、島田荘司の御手洗シリーズの登場人物、松崎レオナ。
ヒロインという位置づけとは少々ずれるかもしれませんが、御手洗シリーズの主な登場人物と言えば、主人公・御手洗潔、助手・石岡和己、そしてこちら女優・松崎レオナ・・という順に思い浮かべるのではないでしょうか。
作品・アトポスは彼女がメイン(ある意味主人公ですよね)のお話でありましたね。
主人公である御手洗の初登場が本書700ページ以降でも!ワトソン的存在の石岡君が不在でも!
島田荘司ファンであり、そして御手洗信者である私が苦痛を感じずにこの作品を読み進められたのは(前と言ってること違う?こまけぇこたぁいいんだよ)、もちろんストーリー性の素晴らしさもありましょうが、登場人物によるところも大きいのでは?と思うのですよ。
つまりは松崎レオナです。
彼女に関してはアンチ意見も多く耳にしますが、私は好きです。大好きです。
彼女は初登場時こそ、『完全無欠の女』(女としての理想像?)のように描かれてていましたが、作品が進むにつれ色々な角度からスポットが当たるようになりましたよね。
女としての『強く、そして美しい部分』を強調して描かれてきた登場時に比べ、今度は女の『弱く、そして醜い部分』も強調されるようになってきました。
この対象する二つの面を併せ持ち、それを作中でとても上手く表現し、なおかつ魅せることが出来るキャラクターこそがこの松崎レオナだと思っています。
御手洗に自らの激情をぶつけるシーンは、正にこの二つの面が同時に現れている素晴らしいシーンだと思います。
御手洗とのこういったシーンはいつ読んでも涙がジワリと溢れてきてしまいます。
(それとも私が御手洗信者だから、泣けるだけ?・笑)
『さらば遠い輝き』ではもう・・もう・・レオナーーーーーーーッ!!!!!
ってな具合に一緒に号泣してしまいました、恥ずかしい思い出ですねアハハ。
まぁ、このタイトルでは、ぶっちゃけ本気で石岡君に敵意が芽生え・・ゲフン
いやいやいや、御手洗はそれでいいんです。
とにかく、松崎レオナという人物は、私の中でまさに完全無欠の最高の女だと、そう言いたいのです。
ミタライアンにとっては恋敵なのでしょうか
あまり好きって聞きませんが…W
自分は松崎レオナが好きってよりも
レオナのでる作品が好きです
暗闇坂はいまいち好きではないのですが
水晶のピラミッド、ロシア幽霊なんかは
もの凄く好きな作品です。
レオナって不遇な幼少時代のおかげか
その美貌と気高さが諸刃の剣のような気がして読んでてその裏にある弱さが気になります。
そんなレオナってやっぱり御手洗が合うのでしょうね〜
名前:ミク
飼猫:たかまる・♂ かぐら・♀
格言:物覚えが悪いんじゃない、
物忘れが激しいだけだ